NON HUMAN通信 —AI×Cryptoで加速する新世界への扉—

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イーサリアム「Pivot」、ビットコイン争奪戦、Zoraの光と影
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イーサリアム「Pivot」、ビットコイン争奪戦、Zoraの光と影

イーサリアムの進化、機関投資家の本格参入(ビットコイン争奪戦?)、新しいトークンモデルの光と影

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Kanerin
Apr 28, 2025
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イーサリアム「Pivot」、ビットコイン争奪戦、Zoraの光と影
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CNN.com

暗号資産の世界、本当に目まぐるしいですよね!次々出てくる新しい技術やトレンド、追いかけるだけでも大変です。

今回のニュースレターでは、そんな激動の中で特に注目すべき 3つの大きな動き、
・「イーサリアムの進化」
・「機関投資家の本格参入(ビットコイン争奪戦?)」
・「新しいトークンモデルの光と影」
について、深掘りしていきます。
この3つを読み解けば、2025年以降の未来が少しクリアになるのではと思います。

あまり難しく考えず、リラックスして読んでみてください。
NON HUMANマガジンでは、未来にワクワクできるようなお話をお届けしていきます。

イーサリアム、巨大戦艦の針路変更〜『Pivot』戦略の真意と未来

まずはイーサリアム の話から。

最近、イーサリアムが大きな転換点「Pivot(ピボット)」を迎えている、という話をよく聞きます。ガス代が高い、開発が遅い、競合(Solanaとか)が強い…といった課題に対応するためですね。

海外のポッドキャストなんかでは、「今後18ヶ月でL1性能を 10倍 に!」なんて威勢のいい話も出ていました。ただ、僕が情報をチェックした限りでは、少し 現実とはズレ があるようです。

次期アップデート「Fusaka」でガス上限を 約4倍 にするテストは提案されていますが、「10倍」はもっと長期的な目標みたいですわ。巨大プロジェクトならではの、理想と現実のギャップが見えますね。僕たちユーザーは、公式情報を冷静に見守る姿勢が大事そうですな。

じゃあ、本当に「Pivot」してるの?

僕の見立てでは、イエス です。
それは技術的なスピードアップだけでなく、組織と戦略 の面で顕著です。

2025年初頭の イーサリアム財団(EF)のリーダーシップ刷新 が大きい。技術畑出身の共同エグゼクティブ・ディレクターが就任し、EFが 短期・中期的な成果(UX向上やスケーリング問題解決)により注力する姿勢を明確にしました。一方で、創設者ヴィタリック・ブテリンは、より 長期的でラディカルな研究 に集中できる体制に。

これは、「短期的な競争力維持」 と 「長期的な技術的優位性の確保」 という二兎を追う、巧みな戦略だと僕は見ています。

L1強化とL2連携の両輪

スケーリング戦略もこの二正面作戦です。
ヴィタリックが言うように、L1のスケーリング は、検閲耐性や万が一の際の資産保護(マス・エグジット)のために重要。だからL1自体の性能向上は続けます。

でも現実は、多数の L2(レイヤー2) に資産や活動が分散し、使いにくい面もある。2025年4月時点で約60のL2に合計 700億ドル 近い資産がロックされていますが、これがバラバラ。

そこで鍵になるのが、L2間の連携強化 です。ユーザーが「意図(Intent)」を伝えるだけで最適なクロスチェーン取引ができる 「Open Intents Framework」 や ERC-7683標準。
そして、共通基盤(OP Stack)でL2群を繋ぐOptimismの 「Superchain」 構想(既にL2トランザクションの 60% 超を占める)。

未来のイーサリアムは、強固な L1 と、シームレスに連携する活発な L2群 という、両輪で走る姿を目指している。このバランスが、Pivot成功の鍵ですね。

競争と期待

もちろん、Solanaのような競合は強力です。
でもイーサリアムの強みは、巨大な L2エコシステム と 100万超のバリデーター が支える分散性です。

コミュニティには開発速度への不満も根強く、EF新体制は「小さな成功を積み重ねて信頼回復」を目指しているようです。ただ、計画されている技術は複雑で、実装には時間がかかるかも。巨大コミュニティをまとめ、一貫したメッセージを発信する難しさも相変わらずです。

結論として、イーサリアムの「Pivot」は方向性としては正しい。
でも、その 実行力とコミュニティの結束 が今、まさに問われている感じですね。計画を実行し、僕たちが体感できる改善を実現できるか、ですね。

機関投資家、本気モード突入?〜『MicroStrategyクローン』の隆盛と潜むリスク

次は、機関投資家の本気度がうかがえる動き。「MicroStrategy(MSTR)クローン」の登場です。

MSTR社は、CEOマイケル・セイラー氏の下、事業収益や借入金でひたすら ビットコイン(BTC)を買い集める 戦略で大成功。今や 50万BTC以上 を保有し、株価もBTCに連動する「代理投資先」となっています。

この成功を見て、「うちも!うちも!」と追随する企業が出てきました。

大物プレイヤー 21.co Capital

特に注目は、大手金融機関Canter Fitzgerald、Tether、SoftBankが設立した 「21.co Capital」。CEOは著名ビットコイナーのJack Mallers氏。SPAC上場で企業価値は 約36億ドル。

面白いのは、MSTRと違い 「本業」を持たないことです。
ほぼBTC購入・保有と関連サービスに特化する 「ピュアプレイ」 型なんですよねー。業績指標もユニークで、BPS(1株あたりBTC保有量) などを使う徹底ぶりです。初期保有 4.2万BTC 超、さらに 約6億ドル 近い資金で追加購入予定と、規模も本気度もすごいですよ。

日本やアルトコインにも波及

この動きは世界中に広がっています。

  • Metaplanet(日本)
    「アジアのMicroStrategy」とも呼ばれ、BTC保有を急拡大中(2025年4月末時点で 5,000BTC )年末までに1万BTCを目指しています。日本の低金利を活かした ゼロクーポン債 で資金調達するなど、独自の動きが光っている。

  • Solana Focused Clones
    Solana(SOL) をターゲットにする企業もいます。Upexiは 1億ドル を調達しSOL中心戦略へ。JanoverもSOLを購入。

企業が暗号資産を財務戦略に組み込むトレンドが、BTCからアルトコインへ、米国からアジア(特に日本)へと広がっているのは明らかですね。

潜むリスクは?

ただ、この戦略……結構リスキーだなぁと僕は見ています。

  • レバレッジリスク
    多くが 借金 で暗号資産を買っていて、価格下落時のダメージが大きい。

  • 事業持続性リスク (ピュアプレイ型)
    本業がないため、価格下落への 耐久力が低いですね。

  • 貸付市場の限界リスク (特にアルトコイン)
    アルトコイン担保の借金は、貸せるお金に限りがあり、クローンが増えると 「自己共食い」 に陥るかも。MSTRの成功は先行者利益が大きい、という分析は鋭いです。

  • ガバナンスリスク (SPAC)
    SPAC上場では 内部関係者が支配権を握り やすく、一般株主にはリスク。

市場への影響

クローンの登場は、買い需要 を生み、大物プレイヤー参入 による信頼性向上というポジティブな面もあります。

一方で、「MSTRプレミアム」の希薄化 や、SoftBankのような投資家の動きを 「市場過熱のサイン?」 と見る向きも。
特にアルトコイン版クローン成功には カリスマ的リーダー が不可欠、という指摘や、Metaplanetのような 日本特有の文脈 も考慮すべき点です。

結論として、MSTRクローンは暗号資産が金融市場に組み込まれる新段階を示唆しますが、その戦略は 大きなリスク を伴います。これが市場の成熟かバブルの兆候か、注意深く見守る必要がありそうです。

『Content Coin』は未来か、あだ花か?〜Zora、pump.fun、そして世代間の壁

最後は、新しいトークンモデル「Content Coin(コンテンツコイン)」を巡る熱狂と混乱。特にZora(ゾラ)の動きが話題です。

Zoraは、ユーザーが投稿した画像やテキストなどの コンテンツを簡単に「Coin」にして売買できる プラットフォームに進化。ファンがクリエイターを支援したり、投機したりできる、いわば 「コンテンツ版ミームコイン」 です。

$ZORAトークンローンチの波紋

Zora自体は成長していましたが、2025年4月のネイティブトークン $ZORA ローンチが 大批判 を浴びました。

問題は、総供給量の 45% がチーム・投資家向けなのに、「トークンは 純粋に楽しみのため」と説明したこと。「投資家だけ楽しんでるんじゃないの?」という皮肉も飛び出す始末。コミュニティの 不信感 を招きました。過去のVC評価額より低いローンチ時評価額も疑問視されました。トークンローンチにおける コミュニケーションの難しさ を示す事例ですね。

Baseとの連携と「just coin it」騒動

Zoraが展開するL2「Base」の責任者が「just coin it」キャンペーンを推進したことも混乱を招きました。扇情的な表現が別のミームコインの乱高下を引き起こし、批判が集中。影響力あるプラットフォームや個人の発言が持つリスクと責任を露呈したんです。

Zora vs pump.fun 〜洗練か、カオスか?

Zoraは「高尚ぶったミームコイン」なんて揶揄されます。
対照的なのが、Solanaで人気の 「pump.fun」。誰でも 超簡単・低コスト でミームコインを作れ、投機マネーが集まればDEXに自動上場される、まさに カオスなプラットフォーム です。

Zoraの洗練されたUIと、pump.funの剥き出しの投機性。興味深いのは、pump.funが 自身のトークンなしに手数料収入で大成功 している点。プロダクト自体の価値とトークン戦略の 整合性 がいかに重要かを示しています。

世代間の壁?ミレニアル vs Gen Z

この対比から、「世代間ギャップ」 も議論になったりしています。
「Content Coinは 30代以上のミレニアル世代 のもの。Z世代 は『くだらない』と見ている」という手痛い指摘もあります。Zoraの洗練さが、Z世代には 古臭く 感じるのでは?というわけですね。

確かにデータを見ると、暗号資産所有率ではZ世代がミレニアル世代を上回り、pump.funユーザーも若い。彼らは情報収集の方法も違う。

ただ、「お金を持っているのはミレニアル」という現実や、「プラットフォームが成功すれば 新しいコンテンツ が生まれ、世代を超える」という期待もあります。

この議論は、暗号資産アプリが 世代の文化や感性 とどう向き合うか、という普遍的な課題。最新トレンドを追うだけでなく、過去の成功体験に固執するのでもなく、世代を超えて響く普遍的な価値を提供することが、結局は大事なんだと僕は思っています。

結論:未来への羅針盤〜暗号資産の今と、その先にあるもの

さて、今回は「イーサリアムの進化」「機関投資家の本格参入」「Content Coinの光と影」を見てきました。

  • イーサリアム は課題に直面しつつも、L1/L2両輪で「Pivot」を目指す。実行力が鍵。

  • 機関投資家 はMSTRクローン戦略で本格参入。期待とリスクが交錯。日本の動きも注目。

  • Content Coin (Zora) は新たな可能性と課題を提示。世代間の感性の違いも浮き彫りに。

見えてくるのは、暗号資産の世界がまだ 「投機と実用」「理想と現実」の間で揺れ動いている ということ。その中で、未来への道筋を探っている段階です。

日本人の僕らとしては……

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